Komino
内装・外装用タイルシリーズ
タイルメーカーの株式会社谷口製陶所様(岐阜県可児市)よりOEM主体の事業から転換し、グローバル展開も視野に入れた自社ブランドを確立したいとのご依頼より、長期にわたり弊社でブランドプロデュース・製品シリーズのデザイン・プロモーションツールの製作までを一貫してご提供させて頂きました。
1300年の歴史と伝統で美濃焼の産地が培った、釉薬の魅力的な色合い・風合いを活かしながら、自動車産業で磨きあげられた最新の金型技術と職人の組み合わせ、立体的で表情豊かな主にインテリア用タイルのシリーズを開発し、メイドインジャパンタイルの極みとして、イタリアの展示会Cersaieを起点にグローバル展開プロジェクトを実施。ヨーロッパ・オセアニア・東南アジアを中心にパートナーが広がりました。
Kominoについて
美濃焼タイルの『Komino』シリーズは美濃の魅力を存分に焼き込んだタイルです。
長年培った技術力と、地場の資源を改めて認識し、それらを人が繋げていくことで生まれます。
美濃焼タイル『Komino』の魅力を広げ、いずれは『美濃』という地域の魅力へと還元することを目的としています。
それを実現するために、世界の人々を魅了する、極めて美しく味わい深いタイルの数々を創造していきます。
技術
株式会社谷口製陶所が創業以来培ってきた伝統と造り手の想いを持ってすれば、『再現できないタイルは殆ど無い』と言えるほど、タイルの生産技術に関しての自信を持っており、特に美しく深い味わいと立体的な陰影をともなうタイルの製作を得意としています。
そのような最先端の技術と美濃焼が1300年をかけて培ってきた伝統技術の結晶によって、人々のこころを魅了するタイルが誕生します。
美濃タイル百年の歴史
谷口製陶所創業の地、岐阜県多治見市笠原町は大正時代よりタイル生産の盛んな土地であり、世界で初めて磁器モザイクタイルの量産に成功した、世界に誇るタイルの生産地です。かのフランク・ロイド・ライトが日本に残した不朽の名作とも呼べる建築の数々にもタイルはドイツから輸入せず、産地のものを多用されました。
戦後から1980年代前半まで、笠原の磁器モザイクタイルは輸出を盛んに行っており、多種多様なデザインを魅力的な質感のタイルは世界市場を席巻し、未だに現在のトップブランドのヨーロピアンタイルに強い影響を与えています。
四方を山に囲まれたまちを巡れば、タイルの生産に従事するひとに出会えます。山から採掘する原料から産地内で生産できるのは、日本の数ある産業でも極めて貴重な産地であり、無から新しく・素晴らしいものを生み出す土壌ができていると言えます。
また、古くから美濃焼きの産地として知られ、「織部」「黄瀬戸」「志野」等、有名な陶磁器や陶芸作品を生み出した産地でもあります。
こと陶芸においては、人間国宝を国内で最も輩出している陶芸のメッカともよべ、それだけ土や窯、釉薬に関するノウハウが集積した産地です。
テーブルウェアにおいても国内外の一流ブランドの生産地として、様々な高度技術を培っており、国内の食器の70%生産量を誇ります。
それらの特長や歴史を活かしながら、各分野の専門家たちの得意分野を活かしながら創られるのが『Komino』です。
ASCENTIO / Interior Tile
Komino 2013
次元の狭間にあるといわれる被膜構造からインスピレーションを得たASCENTIOは、人々を異次元空間へ誘う扉であるかのよう。インテリアからエクステリアまで幅広く使用できる耐久性により建築空間に変革を与える可能性を提案するもの。
細胞分裂を繰り返しながら健やかに成長していく動物や植物の生き生きとした力強さを表現s。したVITCELLAは、インテリアからエクステリアまで幅広く使用できる耐久性により建築に変革を与える可能性を提案。
植物の胞子、深海の生物、微生物や細胞、結晶などの自然界に潜む幾何学的なアートフォームからインスピレーションを得たSCHUMELAは、天然石のように美しく自然回帰的でありながら、どこかフューチャリスティックな印象の空間を演出します。
Komino プロダクトラインナップ
Promotion Tool Design